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「神の子供たちはみな踊る」村上春樹  

2011年 09月 04日

古本屋で入手し、読了。
「1Q84」の世界は、ここから広がっていたのではと思わせるような独特の感傷と想いが
ところどころに、蠢いている。
村上春樹は、長編で世界を構築していくのもうまいが、
短編のほうが
彼の独自の世界観や真理に近づこうとする穏やな緊迫感とでもいうようなものが、
凝縮されているような気がする。

「UFOが釧路に降りる」
非日常的な人間関係に自然に入り込んでいく主人公。
「でも、まだ始まったばかりなのよ。」と彼女は言った。

遠くへ、遠くへ、自分でも気づかないうちに。
この最後のセリフが、どこまでも、非日常へはまり込んでいく心地良い不安のようなものをかきたる。

by hujimusume | 2011-09-04 19:28 | 書評

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